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ChatGPTで迷いを断つ。「損切りルール」を5つの神プロンプトで言語化する

aihow.jp(誰でもAI を使えるAI関連のニュース&使い方ガイド)_2025-11-07 12-49-19

はじめに:売る判断が怖いあなたへ
「損切りできない」「売り時がわからない」。投資を始めた人の多くが、ここでつまずきます。頭ではわかっていても、指が動かない。小さな下落で焦って売り、翌週の反発で後悔する。
「もう感情に振り回されたくない」。そう思った瞬間こそ、ルール作りの出番です。本記事は、ChatGPTとの対話で“自分だけの売却ルール”を作るやり方を、コピペできる神プロンプト付きでまとめました。NISAユーザー向けの注意点も整理しています。

この記事のポイント

1)感情を挟まない「売却ルール」を、ChatGPTに設計させる具体手順
2)保存版:神プロンプト5選(狙い付き・コピペOK)
3)NISAの制度上の注意点を踏まえた“戦略的な損切り”の考え方

ChatGPTで作る「売却ルール」設計フロー

  1. 目的を言語化する(老後資金、教育資金、生活防衛など)
  2. リスク許容度を数値化する(例:100万円なら1日いくらまでの含み損に耐えられるか)
  3. 売却トリガーを決める(シナリオ崩壊、テクニカル閾値、ファンダ変調など)
  4. 執行方法を機械化する(いつ・どの価格で・何割売るかを固定)
  5. 記録と検証を回す(売買の理由・感情・結果を短文で残す)
  6. ルールの更新日を決める(例:四半期に1回だけ見直す)

神プロンプト①:あなた専用ルールの設計図
「私は以下の条件で投資をしています。目的/投資スタイル/リスク許容度(数値)。この条件を前提に、“損切り(売却)ルール”の設計図を、具体的な数値と運用例つきで3案提案してください。各案のメリット・注意点・向く投資家タイプもまとめてください。」
狙い:目的と性格に合う“骨格”をAIに素案化させ、対話で磨く。

神プロンプト②:失敗をルールに変える
「過去の失敗(例:高値掴みで-40%放置、軽微な下落で狼狽売り)を2〜3件挙げます。共通する思考のクセを分析し、そのクセを強制的に避ける“損切りルール”を作ってください。ルールの違反検知条件と、違反時に自動で実行する手順も提示してください。」
狙い:トラウマをデータ化し、再発防止の“仕組み”に変換。

神プロンプト③:感情ゼロで執行する仕組み
「感情が入り込む隙がない“損切り執行システム”を5案ください。条件式(もし〜なら)→執行タイミング→執行割合(例:半分)→再評価の間隔まで具体化。手動の判断余地を最小化してください。」
狙い:『わかってるのに守れない』を物理的に封じる。

神プロンプト④:NISAの非課税メリットを最大化
「NISAの成長投資枠で個別株を保有しています。損益通算不可など制度条件を踏まえ、トータルリターンを高める“売却(損切り)戦略”を作ってください。年間投資枠・非課税保有限度額の考え方、枠の再利用(簿価基準)の注意点も整理してください。」
狙い:制度前提を入れて、一般論ではない“現実的な指針”を引き出す。

神プロンプト⑤:土壇場の最終チェックリスト
「『今すぐ売るべきか?』と迷った瞬間に開く5問のチェックリストを作ってください。各問はYes/Noで即答できる内容に。合計点に応じた行動(何%売る/いつ再評価)まで出力してください。」
狙い:パニック時に“言葉”が自分を救う仕掛け。

NISAユーザーが押さえるべき制度ポイント(2025年11月時点)
・NISAの利益は非課税。一方で、NISA口座の損失は他口座と損益通算できない。
・年間投資枠は「つみたて120万円+成長240万円=最大360万円」。
・生涯の非課税保有限度額は最大1,800万円(うち成長投資枠で使えるのは最大1,200万円)。
・保有資産を売却すると、その“簿価”相当額ぶんの非課税保有限度額を翌年以降に再利用できる(当年の年間枠に上乗せではない)。
「NISAで損切りすると損が“活かせない”」という特性があるため、非課税枠の“配分”をどう最適化するか、という視点が大切になります。
「非課税枠は、将来の成長期待が高い銘柄に回す」「シナリオ崩壊時はルール通り売って枠を空け、次の候補に再配分する」といった考え方が、感情に左右されにくい運用につながります。

実行を“仕組み化”するコツ
・通知の一本化:「この価格・この指標で通知」だけをスマホに出す
・段階売却の固定化:シナリオ崩壊=即50%、週足割れ=さらに25%など
・再評価日の予約:四半期に1回“ルール会議”を自分に通知
・記録テンプレ:「売却理由/感情/学び」を100字で残す
「迷ったらルールに従う」。そのための道具を先に用意しておくことが、最大の予防線です。

よくある失敗と対策
・情報過多で判断が遅れる → ルールに“不採用情報”を明記
・指値に執着 → 始値成行など“時間で区切る”手順を導入
・“ルール変更”を連発 → 更新は四半期に1回だけ、と先に決める

まとめ:迷いを減らすのは、あなたの言葉
「基準がないから不安になる」。基準は、外から与えられる“正解”ではなく、あなたが決める“言葉”です。ChatGPTは、その言葉を引き出す鏡。
「もう感情に振り回されたくない」。そう思ったら、今日、最初の一問を投げてください。
「いまの自分の“売却の判断基準”って、どこまで言語化できてる?」
その問いから、投資の迷いは薄れていきます。

※本記事は一般的な情報提供であり、特定の銘柄推奨や投資助言ではありません。投資はご自身の判断と責任で行ってください。

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