「毎日の細かい作業、いつまで人力でやるの?」
そう思った瞬間、Cometは“ブラウザの顔をしたAIアシスタント”に見えてきます。ChromiumベースでChrome拡張も使えるのに、検索から要約、比較、自動化までを“ひとつの画面”でつなげてくれる。私はこの“つながり方”に一番ワクッとしました。「あ、手が離れる」と。
Cometは“AIエージェントを同乗させたブラウザ”
ChromeやEdgeと同じく軽快に動きますが、決定的に違うのは“任せられる範囲”。メールの要約や返信下書き、カレンダー整理、動画や長文の要約、最安値の横断比較まで、面倒な作業の【段取り〜実行】を丸ごと持っていきます。
「え、そこまで?」と驚くのは、ここからです。
1. 「検索で終わらない」——手順までガイド
困った設定やトラブルを訊くと、答えだけでなく手順を並べて、必要なページを開き、入力やクリックの補助までしてくれます。
「“答えを読んで、また調べる”の堂々巡りから抜け出せた…」という安堵感。
2. 読みながら“背景”を補う
専門用語やニュースの“前提”がわからないとき、Cometに聞けば、そのページや最近の動向を踏まえた文脈を足してくれます。
「なるほど、だから今この話題なのか」と腹落ちする瞬間が増えます。
3. ハンズフリーの音声モードが“行動”までやる
「近くの◯◯を探して」「この動画のコツを抜き出して」などを話しかけるだけ。音声検索の域を超え、ページを開く・探す・まとめる・適用するまでつながります。
「声だけで、ここまで進むのか…」と静かに感動。
4. 長文と動画の“タイパ”を最大化
記事は数行で要点、動画は要約+該当シーンのタイムスタンプ+全編の文字起こし。チュートリアルで“知りたい1分”のために30分見る——それが消えます。
「知りたい“瞬間”に飛べるの、ずるいくらい便利。」
5. ルーティンを“ショートカット化”して自動運転
Asanaの完了タスクをDocsへ集計、週2でAmazonの値下がりをチェック、毎晩テックニュースをダイジェスト——こんな定型をコマンド化し、日次・週次で走らせられます。拡張機能の寄せ集めではなく“ネイティブ連携”で横断動作。
「朝、勝手に“整ってる”って最高。」
6. タブは散らからない。“参照できるタブ”へ
タブをトピックごとに整理、休眠タブを自動クローズ。さらに秀逸なのが、開いているタブを“@タブ名”で直接参照して比較できること。
「2製品のレビューと商品ページを並べ、『@A と @B を比較して』で一発」——手動で行ったり来たりが消えます。
7. “買い物係”も引き受ける
ストア横断で価格を比較、クーポン自動適用、価格履歴のチェック、面倒なフォーム入力の支援まで。拡張機能を何個も足す必要がありません。
「値段調べと入力で消えてた30分、取り返した。」
Chromeより“深く効率化”できる理由(仕組みの話)
・検索エンジン、要約、比較、自動化が同一エンジンで連携
・ショートカット/タスク機能で“Web横断の作業”をスケジューラに
・Chromiumベースだから拡張や操作感はそのまま
この3点で“別々のツールをつなぐ摩擦”が消えます。「やりたいこと→終わる」までの距離が短い。
はじめての設定ガイド(5分で即戦力)
- Cometをインストールし、既存のChrome拡張をそのまま利用
- Gmail・カレンダー・タスク管理(Asana/Todoistなど)を必要最小限だけ接続
- よく使う定型を3つだけショートカット化(例:定例の議事録要約、未読メール要約、価格監視)
- 音声モードのホットキーを覚える(“手が塞がってても進む”が効く)
- 比較用に「@タブ名」参照を1回体験(学習コストと感動のコスパが高い)
公式:https://www.perplexity.ai/comet
注意点(誠実に伝えます)
・自動化の“権限”が強いぶん、機密データの取り扱いと誤作動リスクの管理は必須。仕事用は権限を細かく分け、初期はサンドボックス運用+監査ログの確認を。
・AI要約や自動操作は便利ですが、最終確認は人が行うのが安全です。
「便利さは大歓迎。でも“任せすぎない設計”で賢く使う。」—これが現実解です。
向いている人/向いていない人
向いている:情報収集〜比較〜日次の定型が多い人、複数サービスをまたいで作業する人
向いていない:完全手動派、権限設計やワークフロー整備をしたくない人
まとめ
Cometは“検索が速いブラウザ”ではなく、“仕事を前に進める同乗者”。Chromeの快適さを保ったまま、AIが雑務を肩代わりしてくれる。
「終わっていてほしい作業が、ほんとうに終わっている」
——その体験が、毎日の集中力と可処分時間を取り戻してくれます。
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